284:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/07/15(日) 21:37:49.06 ID:StkKHyuC0
外に出ると、庭ではやよいが洗濯した物を干していた。
「あれから、意外と経ったな」
「ああ」
「貴音姫は?」
「奉行所に援助をくれておる。
前は謎のお屋敷だったが、今はひらけた所になった」
「千早太、みきはどうするのだ?
まさかあの娘の好意に気付かぬお前でもあるまい」
「ああ、もらうことにした」
「そうか……」
「ときに真、お父上の言葉のものはこれで見つかったのか?」
「それか、それを考えたのだが、一つ思った」
「何だ」
真之丞にしては珍しく、笑いながら答える。
「答えはきっと、死ぬときに分かるのだろう」
終わり
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