29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/21(月) 21:57:39.08 ID:sMurzLOZ0
一
「あ、あの、ここは?」
「やい小娘、運が無かったと諦めな。
お頭が帰ってきたらたっぷりと可愛がってやるからな」
「そんな……。
あたし、おっかさんに何て言えばいいの」
瞳に涙を溜めつつ娘は言う。
「心配すんなよ、もう会うこともないからな。
安心して俺達に使われる身になるこった」
汚いなりをした男が黒ずんだ歯をみせて笑う。
腰には一本刀を差していた。
「ああ、それにしても遅いな、早くこの娘を使ってやりてえよ」
もう一人が言う。
小さめの弓を背負い、肌には入れ墨がいくつかある。
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