44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/21(月) 22:57:20.82 ID:sMurzLOZ0
  
 「しかし、うまく当たったものだ」 
 それについては真之丞も感心せざるをえない。 
 「悪運の強いやつめ」 
  
 「いつぞや、真が教えてくれたではないか、矢の避け方を。 
  
 それに一つ、某は悪ではない」 
  
 見るのは、相手の視線、呼吸。 
  
 それから、射線をずらす……。 
  
 「教えたからといって、一朝一夕にできるものではない。 
  
 やはり運だな」 
 あきれ顔で真之丞は言った。 
  
 「運は実力なのだ」 
  
 全く、剣よりも口の達者なやつだ、と思った。 
  
 「そうだ。 
  
 某は、言葉で人を斬れる」 
  
 「その力が発揮されることを切に祈っておる」 
  
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