61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/27(日) 21:45:24.74 ID:ErBideRw0
千早太が小声で言う。
「使うなら、鉄扇ではなくて、そこのまな板が良いぞ」
うるさいやつだと思いながら、
侍に声をかけようとしたのだが、その前にこちらに気づいたようだ。
「この家に何か用かい?」
「どちらかというと昼間から騒々しいそなたの方に用がある」
言った途端に案の定、襲いかかってきた。
どれほど単純なやつなのだと思いながら、
懐の鉄扇で太刀を受け、流す。
同時に左手で対手(たいて)の右腕を掴む。
引き寄せ、体を崩して、右肱(みぎひじ)で侍の左こめかみを撃つ。
うっ、と短く呻いて倒れた。
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