過去ログ - 真、まことの剣豪
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62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/27(日) 21:50:18.93 ID:ErBideRw0

「終わったか?」

「どうするのだ、これは?」

「縛っておこう」
という千早太の提案。

結局、縛ることにした。

邪魔にならぬように脇に転がして、
千早太が静かに戸を叩き、声をかける。

「やよい、という娘はおるか。

外の侍はもう大丈夫だ、何も問題はない、
奉行所の者だ、少し話がしたい」

がらりと音がして戸があいた。

中から出てきたのは、可愛らしい顔だが、
疲れた目をした娘だった。

兄弟だろう、さらに歳の幼く見える子供たちが、
後ろの方で震えている。



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