過去ログ - 真、まことの剣豪
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70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/27(日) 22:16:51.27 ID:ErBideRw0

やがて、姫が頃合いと思うと、
真之丞の上に覆いかぶさってくる。

実に勝手だ。

形の良い尻が、
腰とぶつかって音を立てる。

銀の艶のある長い髪を、
振り乱して、
大きく、
だんだんと激しさを増していく。

この姿、
この仕草がとても色っぽいと感じた。

「ああ、真、真っ……」

妖しい光を宿す眼を見ていると、
時々、意識が遠のきそうになる。

「は、はあ、貴音姫……」
情けないが、今はこのくらいしか声が出せない。

いつもそうだ。

途中から情欲に任せ、打ちつけてくる。

躰を味わう余裕を与えてくれなくなる。

組み伏せられて、
身動きがとれないのを良いことに、
自分勝手に行為を続けられる。

そうしてしびれを切らすのはいつも真之丞の方だ。

先程まで遠のいていた意識が戻ってくるのと、
堪えきれない気持ちの良さが足から、頭へとはしるのは、
ほとんど同時だ。

暴れる自身を、
理性の元から放つこの瞬間が、
とても無防備だといつも感じる。

ここで何者かに斬りかかられたら、
なすすべがない。

そうは思うのだが、
野生の、
本能から未だに逃げられないのであった。



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