過去ログ - 勇者「僕は、この世界を救えるか」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/20(日) 03:32:39.19 ID:GqAt17wDO
チャポン
ユウシャ「はあ……」ポイッ
チャポン
ユウシャ「これからどうしよう……やっぱり、戦いに行かないとダメなのかな」
ユウシャ「他の勇者たちは、酒場で仲間を登録して出て行ってしまったな……」
◆ユウシャは ふあんになった
ユウシャ「……今頃、国の外でレベル上げでもしてるのかな?」
ユウシャ「だったら、俺も戦って――」
ユウシャ「いや、やっぱり魔物と戦うなんて無茶だよ」
◆そのとき ユウシャは ふとおもいだした
大臣『まあ、カミナリいっぱつで黒コゲになるのがオチ』
◆ユウシャは さむけを おぼえた!
ユウシャ「ダメだ……黒こげにもなりたくない」
ユウシャ「とにかく仲間を揃えて旅立たないと……」
◆ユウシャは さっきから まちのヒトたちのしせんが イタかった
* * *
店主「おや、君も仲間をお探しかい?なんだか大変な事になったねえ」
◆てんしゅは ヒトが よさそうだ
ユウシャ「はい。なんでも、旅立たないと処刑されちゃうみたいで……」
店主「処刑!そりゃまた。それで、他の勇者たちも慌ててたわけか」
店主「勇者も生き辛い世の中になったもんだな」
ユウシャ「ええ、本当に。それで、あの、仲間の登録をしたいのですが」
店主「ああ、その事か。……いや〜、残念だったね」
ユウシャ「えっ?」
店主「ウチに登録してる冒険者は、さっき別の勇者が連れて行った遊び人で最後だよ」
◆さっきので さいごだ
◆すなわち なかまはいない ということ
ユウシャ「そんな、ウソでしょう……?」
店主「本当だよ」
ユウシャ「ギャグじゃなくて……?」
店主「本当だよ」
ユウシャ「……そんな、何とかなりま――」
店主「本当だよ」
◆てんしゅは こころをとざした!
◆ユウシャは チラリと てんしゅをみた
店主「いや、おれは行けないよ。なに考えてるの」
ユウシャ「すみません……」
店主「まあ、なんだ。この辺りなら魔物も弱いし、十分にレベルを上げれば隣国まで行けるさ」
◆ユウシャは てんしゅをみた
店主「いや、だから俺は戦わないって」
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