過去ログ - 勇者「僕は、この世界を救えるか」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/20(日) 03:36:48.08 ID:GqAt17wDO
女神「?? まあいいわ。それより、早く有り金を出してちょうだい」
ユウシャ「えっ」
女神「やーねぇ。えっ、じゃないわよ」
ユウシャ「いや、言ってる意味がよくわからなくて……」
ユウシャ「なぜ僕があなたにお金を……?」
女神「そんなの決まってるでしょ。アナタを生き返らせたのはダレだと思ってるの?」
ユウシャ「えっ。生き返らせた?僕を?」
女神「そうよ。運命の女神のチカラで、こう、モヤモヤっとね」
◆そのセツメイに ユウシャはモヤモヤした
ユウシャ(しかし、身体の傷はキレイさっぱり無くなっている)
ユウシャ(確かにあの時、俺は致命傷を受けて……)
女神「傷が深かったから、回復にひどく魔翌力を消費したわ」
ユウシャ「じゃ、じゃあやっぱり、僕はあの時に……」
女神「そう、死んでたわね。もうヒドい有り様だったんだから。クビなんか取れかかってて」
◆こうはんは よくきこえなかった
ユウシャ「そうだったんですか……」
ユウシャ「あの、助かりました」
ユウシャ「そういう事でしたら、コレ、少ないですが」
◆ユウシャは 12ゴールドを さしだした
◆めがみは ギョッとした!
女神「ちょっと、そのギャグは笑えないわよ」
ユウシャ「えっ」
女神「いや、12ゴールドてー」
ユウシャ「あ、ああ。すみません、これだけしか無くって……」
女神「な、なんですってええぇぇ!?」
ユウシャ「うわっ!」
女神「アナタ、勇者のくせにそれっぽっちの路銀で旅に出たの!?」
ユウシャ「え?そ、それは、ええっと――」
◆ユウシャは しろでの できごとをセツメイした
ユウシャ「そういうわけで、お金はこれだけしか……」
女神「……」
ユウシャ「すみません……なんだか、ただ働きみたいな事をさせちゃって……」
女神「はあ、城を出たばかりで不用心でマヌケな勇者を生き返らせて」
女神「その恩義につけこんで身支度金をせしめようという作戦が……」
ユウシャ「えっ、いまなんて?」
◆ユウシャは ビックリしてききかえした!
女神「え?あ、ううん。何でもないのよ、ウフフ」
女神「それよりも、どうするべきかしら……」
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