16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 21:35:35.41 ID:7++Ln/UDO
〜 夜、城門前 〜
姫「準備は出来たか?」
錬金「はい、……って、鎧を着ているのですか姫様?」
姫「ああ、外は危険らしいからな。万全を期して重装鎧が良かったのだが、今回は軽鎧の身軽さを重視してみたぞ」
そう言う姫の外套の下から、月光を浴びて鈍い光沢を放つ胸当てが覗く。
そして、腰には当然のように騎士剣の鞘。
少しばかりアグレッシブな格好の姫に、錬金術士はなんだか頭が痛くなってきた。
錬金「……はい、わかりました」
姫「む、なんだか返事がぞんざいだぞ。そういうお前は何を持って来たのだ?」
錬金「私は工房から使えそうな物を掻き集めて来ただけです、はい」
姫「腰にさしているのは何だ? 剣……ではないな?」
錬金「ちょっとした研究品です、自衛用の武器ですよ」
姫「ふぅん、武器……ねえ?」
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