過去ログ - 姫「勇者を探しに行く」
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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/23(水) 07:30:38.13 ID:I/XMjLHDO
姫「貴様! 何をやっている!」

男「も、申し訳ありません! すぐに道からどかします……から?」

姫「うん? どうした、変な目を向けて?」

男「い、いえ、何でもありません。……と、ところで貴女は?」

男がチラチラと姫の服装を下目に見ながら尋ねる。
姫は外套の下に軽装鎧を着た出で立ち。
この時点で一般人と一線を画しているのだが、問題は姫の着ているそれらが明らかに上質『過ぎる』事だった。
姫の外套は厚く、いくらでも水を弾きそうな強靭さと、落ち着きながらも上手く整った色艶を合わせ持っている。
そして細かい紋様を刻んだ軽装鎧は白銀。
どちらも普通なら、いや、生半可な上流階級でも持っていないような物品である。
商人である男がうろたえ、姫の身分を確かめるのも仕方なかった。

姫「うむ! 私は姫だ! つまり、この王国の王女……」
錬金「あーッ!あーッ!あーッ!あーッ!あーッ!あ────ッッ!!」

そして身分バレがヤバイ事を知っている錬金術士が姫のセリフを塗り潰すように叫ぶのも、やはり仕方ない事だった。


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