40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/23(水) 23:00:16.57 ID:I/XMjLHDO
デブ「ま、魔法だ!」
チビ「勝てるわけねぇ! 逃げろッ!」
男「お、おい! 置いていかないでくれ!」
錬金「お前1人置いて逃げるとは、ずいぶんと仲間思いな奴らだな」
男「う、うぅ……」
錬金「さて、金を返して貰おうか?」
男「あ、あの……せめてトカゲの分の代金として、金貨を何枚かは分けて貰えないでしょうか?」
錬金「ほう、この期に及んで、まだそんな口を開くか?」
錬金術士は男に歩み寄り、改良タネガシマの銃口を男の眉間に押し当てた。
男「ひぃっ!」
錬金「言いたい事がある」
男「な、何でもどうぞ!」
錬金「少し前、道の真ん中で、お前は身の潔白を国王陛下に誓ったな?」
男「え? あ、あぁっ!?」
錬金「誓いは破られた、国王陛下の侮辱は重罪だ。殺されても文句は言えまい」
男「お、お許し……」
錬金「王国を舐めるな」
言い終えると同時、錬金術士が蹴りを放つ。
男「ぐぇっ!?」
錬金術士の爪先が男のこめかみに突き刺さると、男は短くうめき声を発し、地面に崩れ落ちてそのまま昏倒した。
錬金「さて、金貨は……っと」
こうして金貨の袋を取り戻した錬金術士は、何事も無かったかのように元来た道を戻り始めた。
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