52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/24(木) 19:57:38.67 ID:GqizOqNDO
〜 北の大橋 〜
姫「とうとうここまで来たか」
ポチ「きゅー」
ポチの背中の上で、姫はしみじみと感慨深げに頷いた。
姫「この川、大橋を越えたら王国北部のエリア、私たちがいる王国中央エリアとはおさらばだ」
ポチ「きゅー」
姫「ふふ、新たな旅立ち、新たな世界へと一緒に羽ばたこうではないかっポチよ!」
ポチ「きゅー!」
錬金「ノっているところを申し訳ありませんが、姫様」
姫「む、どうした?」
錬金「大橋には通行料を取る関所が設けてあります。橋を渡ると姫様の正体がバレます」
姫「なんと!?」
ポチ「きゅー」
姫「ならば仕方ない、泳いで渡れば……」
錬金「川幅は三百メートルほどありますし、泳いで渡るとかえって目立ちます」
姫「……むう、ならばどうするのだ?」
錬金「ここから少し川を下って行けば、川の流れが大きく分岐しています。
川幅も小さくなりますし、関所の無い橋も多いはずです」
姫「なるほど、大手を振って川を渡れるというわけか。ならばそうしよう」
錬金「はい、では行きましょう」
姫「うむ!」
ポチ「きゅー!」
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