328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2012/12/25(火) 21:23:35.28 ID:p/FvKT/J0
歩「セラ!ユーは…?ユーはいったいどうしたんだよっ!!」
セラ「わかりませんよっ!私も置き手紙を見ただけなんですっ!!」
歩「お、置き手紙…!?」
ハルナ「な、なんだ!?さっきから大声出して!!」
歩「は、ハルナ………」
ハルナ「??…あれ、根暗マンサーは?」
歩「………」
セラ「………」
ハルナ「…そっか、だいたいわかったぞ」
歩「…セラ、その置き手紙を読んでくれないか。ここに持ってきてるんだろ?」
セラ「……はい。わかりました」
***
『〜歩、セラ、ハルナへ〜
いきなりの事で悪いとは思うけれど、今、この瞬間から私の存在は完璧に、完全に消失した。どういう意味かは、分かるよね?
本当にごめんなさい。でも、もう歩の家には居られない。
この間の夜這いのせいとか、そういう事ではなくて、もっと深刻で、深い訳があるの。だから…許して。
それに、私なんかが居ても邪魔なだけ。喋ればその通りになってしまうし、気持ちが動けば災いをもたらす。そんな人、だれも必要としない。歩達は優しいから言わないけれど、正直に言えばこんな能力持ってない私の方がよかったでしょ?というか、そう思うのが普通。
でも、こんな私でも、あなたたち三人は必要としてくれた。私という最悪の人間を。とても嬉しかったし、感謝している。
でも、もうその幸せな時間は終わる。終わらせるべきなの。そう、だれかが言ってる。
それに、結果的に言えば絶対そっちの方がいい。誰にも迷惑かけないから。
こんな私を肯定してくれて、本当にありがとう。できればこれからも一緒に居たかったけど…それはもう無理みたい。
きっとあなたたちはこれを読んだあと、私を探すだろう。でも、それは無駄。だって、存在自体がないのだから。
歩、セラ、ハルナ。今まで本当にありがとう。私はあなたたちが大好き。ずっと一緒に居たかった。でも、さようなら。
あと歩……
大好き
ユーより』
歩「………!!!」
セラ「………」
ハルナ「………」
歩「はっ、ははは、あっははははは!!」
ハルナ「あ、アユム?」
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