101:62 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/31(木) 20:29:41.36 ID:H/SWMSSm0
「ひとりの男として素直な気持ちを言おう。俺もお前が大好きだよ、美希。ひとりの女性として俺はお前を愛してる。
お前が俺をハニーと呼ぶから俺はお前をダーリンと呼ばないといけないのかわからんが、そんな意味の好きだ」
よくこんなこっぱずかしい台詞を噛まずに言えたな俺。顔から火が出そうだ。しかもこんな台詞を、自分より10以上
離れた中学生の女の子に言うことになるとは思わなかった。一世一代の告白だ。
「………美希?」
いつまで経っても返事がないので、俺はメガネをかけて美希を確認する。美希は泣くのも忘れて、呆けたような顔で
固まっていた。ヤバイ、やはり俺の勘違いだったか?マジな告白にドン引きしているのかもしれん。俺みたいなうだつの
あがらない一介のリーマンに言い寄られて、美希はアイドルを辞めたりしないだろうか……
「ハニ―――――――――――――――――――――――――――――ッッッ!!!!!!」
「ぐはっ!?」
俺が何か声をした瞬間、美希が俺の胸元を目がけて飛びついて来た。タックルに近い感覚で、俺は咄嗟に息が止まる。
「ちょ、ちょっと落ち着けむぐっ!?」
引きはがそうとした俺の口を美希の口が塞ぐ。こいつ舌入れてきやがったっ!?どこでそんな事を知ったんだよっ!!
「んちゅ………、ぷはっ!えへへ、ミキのファーストキスあげちゃった………」
美希が俺から離れて、真っ赤な顔をしてはにかむ。俺だってここまでドギツイのは初めてだよ。
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