過去ログ - 騎士「私のために剣を作れ」 鍛冶屋「いやだ」
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128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/05/31(木) 00:00:05.97 ID:+P2xMhKD0
―――ドガァン!!


―――突然、聖堂の入口が吹き飛んだ!! それと同時に、聖堂を被っていた炎が消えた。


騎士「っ!? 鍛冶屋か!?」

隊長「炎も、幻術だったか・・・・・・」

鍛冶屋「おい!! 何がどうなってやがる!?」

騎士「鍛冶屋! 王と王子が危ないのだ!! 私はこれから、その原因を絶ちに行ってくる!!」

鍛冶屋「あぁ!? なんだってそんな事に・・・・・・って、話してる場合でもなさそうだな」

隊長「待て騎士! それなら私が・・・・・・っ!!」

騎士「隊長はお二人を安全な場所へお連れしてください!!」

白騎士「し、しかし・・・・・・っ」

鍛冶屋「何だかよく分からねぇが、気をつけてな」

騎士「ああ!!」

―――騎士は聖堂を突風のように走り去った。

隊長「そうだ、しまった!! 鍛冶屋、これを騎士に!!」 ヒュン

鍛冶屋「・・・・・・っと!? 」 パシッ!

隊長「鍛冶屋の物ほどではないが優れた業物だ。 騎士に渡してくれ」

隊長「騎士の剣では、人は切れないのだろう? 頼む」

鍛冶屋「・・・・・・解った。 任せろ」

隊長「すまない。 また危険な目にあわせてしまって」

鍛冶屋「いや、こういう事態だし、そんな時に、やることがあるってのはいいことだと思うぜ」

隊長「そうか・・・・・・」

鍛冶屋「それじゃ、行ってくるぜ!!」

―――鍛冶屋は騎士を追って聖堂を出て行く。

王子「・・・・・・目が霞んで、よく、見えなかったが、誰かいた、のか?」

隊長「は、はい。 兵士ではないのですが、頼れる男です」

王子「っぐ、そう、か・・・・・・」

王子「(どうしてだろう。 なぜか、とても懐かしい感じがしたのは・・・・・・」

隊長「王子、お気を確かに!! すぐに医者の元へ連れて行きますから!! 王も・・・・・・っ」

王「っぐ、わしは王子ほどではない。 急いで、医者の元へ連れて行ってやるのだ」

隊長「何を言うのです!! 王も私と一緒に!!」

王「頼む、隊長よ。 今急がねばならんのは、私の命ではなく、未来ある希望の光を守ることだ」

隊長「・・・・・・王」

王「頼んだぞ。 わしのことは、兵にでも知らせてくれれば大丈夫だ」

白騎士「・・・・・・わかり、ました。 どうか、王も体をご自愛ください。 あなたたち二人は、こんな所で死んではならないのですから」


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