過去ログ - 騎士「私のために剣を作れ」 鍛冶屋「いやだ」
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[saga]
2012/05/31(木) 00:29:23.17 ID:+P2xMhKD0
―――王城 地下牢
騎士と鍛冶屋は最新部に向けて走り続ける。
鍛冶屋「騎士!!」
騎士「鍛冶屋!? どうした?」
鍛冶屋「はぁ、はぁ、お前走るの速すぎ。 ほら、隊長さんから」
騎士「これは、隊長の剣・・・・・・」
鍛冶屋「騎士の大剣じゃ、人とは戦えないって事でな、渡してくれって頼まれたんだ」
騎士「そうか。 ありがとう」
鍛冶屋「なぁ、さっき言ってたの、あれはどういうことなんだ?」
―――騎士は、鍛冶屋に事の詳細を簡潔に説明した。
鍛冶屋「呪術師が、王と王子を?」
騎士「そうだ。 どうやら、今まで王子の体調が優れなかった理由や、此度の騒動の発端はそいつにあるらしい」
鍛冶屋「・・・・・・マジかよ。 とんでもねぇ話だな」
騎士「今お二人は呪術師に魂を奪われつつある状態だ。 このままでは、お二人の命が危ない」
鍛冶屋「・・・・・・そうか。 なら、急がねぇとな」
騎士「恐らく、一筋縄ではいかない相手だ。 何せ、この国をたった一人で乗っ取ろうとする男だ。 手強いに違いない」
鍛冶屋「・・・・・・なるほどな」
騎士「だが、私は必ず呪術師を倒し、王と王子、国を守ってみせる」
鍛冶屋「・・・・・・それなら、少しでも勝率を上げる為に、尽くせる手は尽くしておかないとな」
騎士「なんだ、私の力だけでは不安か?」
鍛冶屋「いや、王国最強の騎士がいれば大丈夫だろうとは思うけどよ。 それでも、万が一ってあるだろ」
騎士「・・・・・・?」
鍛冶屋「だからさ、戦いに関しちゃ門外漢だが、俺がついていってやるよ。 何かの役にたつかもしれないだろ?」
騎士「だ、駄目に決まっているだろう!! あの時の話をもう忘れたのか!?」
鍛冶屋「覚えてるよ。 けど、今はそんなこと言ってる場合じゃねぇだろ? 俺一人がいるだけで、もしかしたら勝率が1%でも上がるかもしれない。 けど上がらないかもしれない。 それでも、国の一大事に黙って何にもしないままあんた一人を行かせるなんてのは、性分以前の問題だ。俺には出来ない」
騎士「・・・・・・死ぬかもしれないぞ」
鍛冶屋「そん時はそん時だ」
騎士「・・・・・・」
鍛冶屋「・・・・・・」
騎士「・・・・・・貴様の機転の働かせ方、度胸は搦手で来る相手には有効かもしれない。 期待しているぞ。 国の未来がかかっている」
鍛冶屋「・・・・・・っ!? おう!! まぁそんな能力俺にはないんだけどな」
騎士「・・・・・・すまない。 あんなことを言った矢先、巻き込んでしまって・・・・・・」
鍛冶屋「俺から言い出したことだろ。 それに、あんたとは短い付き合いだけど、なんかほっとけないんだよ」
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