過去ログ - 騎士「私のために剣を作れ」 鍛冶屋「いやだ」
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135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/05/31(木) 01:11:35.48 ID:+P2xMhKD0

―――王城 病室



王子「・・・・・・隊長」

隊長「お気づきになりましたか王子。 今、騎士達が呪術師を倒しに向かっています。 もう少しの辛抱です」

王子「・・・・・・私は、どこで道を誤ったのか・・・・・・」

隊長「王子・・・・・・」

王子「あの日、父の部屋へと引き返した時だろうか・・・・・・。 それとも、兄さんが城を出る際に、何も言わなかった時だろうか・・・・・・」

隊長「おやめください。ご自分を責めるようなことはないのです」

王子「呪術師の下に行った時だろうか・・・・・・。 生きる目的を、刷り込まれた時からだろうか・・・・・・」

隊長「王子!!」

王子「きっと、どれもが正しい。 全て、自分の身から出たことだ」

隊長「・・・・・・たとえ」

王子「・・・・・・」

隊長「たとえそうであったとしても、あなたはこの国を良くしようと人一倍頑張ってきたではありませんか。 国中の民の心を、王子は太陽のように照らしてくれました。 それは、まごう事なき事実です」

王子「それが、親殺しを目的とした過程であってもか?」

隊長「あなたは、殺してなんかいないじゃないですか。 いえ、そうであったとしても、その時は私がまた止めます。 何度でも、あなたが過ちを犯そうとするなら、止めてみせます」

王子「・・・・・・そうか」

隊長「はい」


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