過去ログ - 騎士「私のために剣を作れ」 鍛冶屋「いやだ」
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138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/05/31(木) 01:40:10.21 ID:+P2xMhKD0

―――バキン!!

騎士「しまったっ!!」

―――甲高い音を立てて、白騎士から受け取った剣が折れた!!

呪術師「剣を気遣いながら、よくもまぁここまでもったものですよ」

騎士「(気づかれていたか・・・・・・)」

呪術師「そろそろ本命を抜いたらどうですか? それとも、“人を切れない”剣では戦えませんか?」

騎士「そんなことまで知っているのか・・・・・・」

―――騎士は背中に背負っていた大剣を抜いた。

呪術師「これから国を動かそうというのです。 情報戦は重要ですよ。 しかし・・・・・・」

騎士「・・・・・・」

呪術師「戦えるのですか? 自傷行為はお勧めできませんよ。 クックック」

騎士「いくらでもやりようはある。 いざとなったら、ガントレット(手甲)で貴様の顔面を砕いてやろう」

呪術師「フフ。 その前に、今度はその剣をへし折ってあげましょう」

騎士「いくら貴様とて、それだけは絶対に無理だ」

呪術師「ほう・・・・・・」

騎士「この剣は、国一番の鍛冶屋が作った特別性だ。 それに・・・・・・」

騎士「そんな事、私が決して許しはしない!!」


―――呪術師は騎士に向けて膨大な数の魔弾を放つ!! 騎士はそれを全てはじき飛ばし、数発は呪術師に向けて跳ね返した!!


呪術師「確かに、あなたの能力とその剣が合わされば、何が起こるかわからない。 いかに全能な私としても、神殺しに匹敵する者には油断できません」

騎士「早々に終わらせてもらうぞ、呪術師!!」

呪術師「どうでしょうね。 そう簡単に終りますかな?」

―――突然、地下牢中の壁が淡く赤色に輝きだした!!

騎士「あ、な・・・・・・何だ・・・・・・力が・・・・・・」

呪術師「フフフ。 あなたがここに来る前に、既に手はうっていたのですよ」

騎士「トラップ、か・・・・・・っ」

呪術師「似たようなものです。 ああ、ご安心ください。 なにも、魂を奪うような類ではありません。 これは、単純に力が弱まるという簡易的な結界です」

騎士「力が、弱まるだと・・・・・・」

呪術師「ええ。 もとよりあなたの実力は十分に把握していましたし、これぐらいの備えは必要でしょう」

騎士「・・・・・・っ」

呪術師「難点といえば、私の力も同じような影響下に置かれてしまうことですが・・・・・・」

―――呪術師の周りに、魔力の結晶体がいくつ浮かび上がる。



呪術師「魔力に関しては一切の干渉はないので、実質ノーペナルティーというやつですよ」

騎士「っち、それでも・・・・・・っ。 私は貴様を必ず倒す!!」


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