過去ログ - 騎士「私のために剣を作れ」 鍛冶屋「いやだ」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/05/25(金) 16:14:03.06 ID:gccUALEF0

―――砦 食堂




鍛冶屋「へぇ。 それじゃあ今回の魔物討伐は、王子が派遣させたのか」

隊長「魔王がいなくなり、軍縮が進んでいるとはいえ、大所帯を動かすとなれば大金が必要だ。 そこで、王子様が国の財政、各部署の予算、人員をやりくりして、我々を動かせるだけの軍資金を捻出したのだ」

鍛冶屋「随分有能なんだな」

隊長「ああ。 それに、民のことをちゃんと考えてくださる」

隊長「国境に住む民は少ない。 それでも、魔物で苦しんでいるという事実を見過ごすことは出来ないお方なんだ」

騎士「王子のそういう所が、国民に支持されているんだ」

鍛冶屋「なるほど」

隊長「議会を納得させるためにろくな睡眠を取らず、資料を作ったりもしていた。 体調がよろしくないというのに・・・・・・」

騎士「それで・・・・・・あまり顔をおみせにならなかったのか」

隊長「国と民のことを誰よりも想っているんだ。 その暖かいお心遣いは、そう、まるでこの国を照らす太陽のようだ」

鍛冶屋「・・・・・・そうか。 王子はこの国の太陽か」

隊長「ああ」

鍛冶屋「・・・・・・いい国だな」

隊長「私もそう思う。 その国を守る使命を与えられている事に誇りを持っている」

鍛冶屋「頼もしい限りだぜ」

騎士「・・・・・・それにしても、隊長は随分と王子の事に詳しいようだ」

隊長「・・・・・・ん?」

鍛冶屋「確かにな。 ろくな睡眠もとっていないってのは、どうやって知り得た情報なんだろうか」

隊長「え、あ・・・・・・」


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