過去ログ - 騎士「私のために剣を作れ」 鍛冶屋「いやだ」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[saga]
2012/05/26(土) 02:52:29.20 ID:YtfmjzCH0
―――国境 交戦地
騎士「はぁっ!!」
隊長「弓兵! 絶え間なく撃ち続けろ!!」
―――騎士の動きは、まさに竜巻であった。
斬撃は敵を一刀両断し、剣風は敵を巻き上げ、吹き飛ばしていく
土煙を高く舞い上げながら突撃していく様は、魔物たちの動きをたじろかせ、動きが鈍る。
それはもはや、自然災害と言っても過言ではないほど、凄惨な光景であるとも言える。
騎士の通過した後に、もはや動く対象は一つもないのだから。
そして、さらに隊長の指揮によって各部隊が敵を殲滅していく。
部隊の士気はさらに高まり、兵士たちは勇猛果敢に魔物へと立ち向かっていく。
その光景は、圧倒的な物量を押し出してくる魔物に対して、なおも優勢だと思えた。
騎士「(鍛冶屋・・・・・・貴様の作った剣は、今何人もの同胞を救っているぞ!!)」
騎士「無理をして作らせた分、必ずその成果に報いて見せるぞ!!」
―――今の騎士の戦闘に防御は無かった。
騎士の攻撃の全てが、敵の準備が整う前に切り伏せ、敵に準備が出来た頃には遥か遠くの敵を倒しているからだ。
もはやこの戦場に、その暴風を止めれるものなど存在しなかった。
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