過去ログ - 騎士「私のために剣を作れ」 鍛冶屋「いやだ」
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59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/05/26(土) 22:03:04.38 ID:4SaEVxBB0

鍛冶屋「だぁもう!! 俺だって死にたかねぇよ!! けど戦って勝てねぇなら、逃げるしかないだろ!!」

兵士「に、逃げるといっても・・・・・・」

兵士長「もう逃げ場なんて無いんだよっ」

鍛冶屋「んなこと知るか!! 無いなら作ってやるよ!!」

兵士長「一般人にそんなこと出来るわけないだろ!!」

鍛冶屋「・・・・・・っ、おい! この壁の向こうはどこなんだ!?」

兵士「そ、それがどうしたんです?」

兵士長「今そんなことを聞いてどうする!?」

鍛冶屋「いいから早く教えろ!!」

兵士「た、確か・・・・・・ああ、うん、そうだっ、食料庫だったはずですっ! 先月増設して作ったんだ、間違いない!!」

鍛冶屋「(なら、そんなに分厚くはないか・・・・・・)」

鍛冶屋「オーケー!! ここは任せろ!!」

兵士「な、何を言ってるんです!?」

兵士長「あのキマイラを・・・・・・倒せるというのか!?」

鍛冶屋「勘違いすんな。 一般人で戦闘ド素人の俺が、あんなの倒せると思うか?」

兵士「思いま、せん・・・・・・」

鍛冶屋「だろ? 無理無理。 逆立ちしたって勝てねぇよ」

兵士「で、では・・・・・・」

兵士長「どうするってんだ?」

鍛冶屋「俺にはあいつを倒すことは出来ないが、現状を何とかすることは出来そうだぜ!!」

兵士長「なん、だと!?」

鍛冶屋「あんたら、少し壁から離れてな」


―――鍛冶屋は壁の正面に立ち、両手に持った巨大な金槌を肩に担ぐように構える。


兵士「ま、まさか・・・・・・」

鍛冶屋「鉄以外を叩くのは気が進まねぇが、場合によっちゃあ仕方ねぇ!!」

兵士長「ちょ、ちょっとまっ・・・・・・!?」







鍛冶屋「うおぉぉぉぉらぁぁぁぁぁ―――!!」






―――全神経、筋肉が総動員し、両手に持った巨大な金槌が裂帛の気合と共に振り下ろされた!!





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