過去ログ - 騎士「私のために剣を作れ」 鍛冶屋「いやだ」
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60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/05/26(土) 22:23:57.03 ID:4SaEVxBB0


―――ドガァァァァン!!


―――豪快に土煙が上がり、視界は一時不明瞭となる。 
   
   しかし、それもすぐに収まり、三人はその先に視線を向けた。

   そこには、袋小路となっていた通路の壁に、大砲でも撃ち込まれたかのような大穴が出来ている光景があった!!

兵士「・・・・・・」

兵士長「・・・・・・」

鍛冶屋「・・・・・・逃げ道が出来たな」

兵士「増設とはいえ、堅牢な壁を・・・・・・」

兵士長「鍛冶屋、お前本当は何者だ?」

鍛冶屋「何者って、鉄を叩くしか能が無い男だ。 まぁ、今は非常時だから壁を殴ったが」

兵士長「キマイラも倒せそうな気もするんだが・・・・・・」

兵士「ええ・・・・・・」

鍛冶屋「無理だって言ってるだろ。 それに、それはあんた等の仕事。 忘れてないか? 俺はただの付き添いで来ただけだって事」

鍛冶屋「本当は今みたいなことだって、あんまりやりたくないんだぜ? 鉄以外の物を力任せにぶん殴って、仕事道具を傷めるかもしれないんだからな」

兵士長「・・・・・・だな。 あれを倒すのは俺達、軍の仕事だ」

兵士「・・・・・・ですね」

鍛冶屋「だろ? けどな・・・・・・」

―――鍛冶屋は瓦礫が飛び散った食料庫を見回す。

兵士長「どうした鍛冶屋?」

鍛冶屋「ここなら俺にも、あいつに一泡吹かせてやれそうだぜ」

兵士長「あいつって・・・・・・まさかキマイラのことか!?」

兵士「え、どういうことです?」

鍛冶屋「まぁ、あんまり説明してる時間もないんだ。 もうすぐキマイラもここに来ちまうだろうし」

兵士「確かに、その通りですが・・・・・・」

兵士長「何か策があるのか?」

鍛冶屋「ああ。 だが、これにはあんた達の強力が必要だ。 頼めるか?」

兵士長「・・・・・・恩人の頼みだ。 一回くらいは聞いてやるぞ」

兵士「は、はい!! 私に出来ることなら!!」

鍛冶屋「よし、じゃあ簡潔に説明するから、一回で覚えてくれよ。 別に難しいことじゃない」

鍛冶屋「・・・・・うまくいけば、俺達の勝ちだ!!」


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