過去ログ - 騎士「私のために剣を作れ」 鍛冶屋「いやだ」
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87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/05/28(月) 22:56:26.67 ID:PJH2QXMg0

―――10年前 王城




弟「ねぇ、兄さんは王になったらどうする? 何をしたい?」

兄「俺はそもそも、王になりたくないよ」

弟「そうは言っても、いずれは兄さんがこの国を任されることになるんだよ?」

兄「・・・・・・それじゃあ、俺が何にもしなくていい国を作る。 で、遊びまくる」

弟「そんな夢物語な・・・・・・。 王家としてどうしたいかだよ」

兄「だから、難しいこと考えるのは苦手だし、そんな面倒くさいこと俺には向いてないんだよ」

弟「そうかなぁ。 むしろ兄さんだからこそ向いてる気がするけど・・・・・・」

兄「おいおい、どこがだよ・・・・・・。 俺より頭のいいお前のほうがよっぽど王の素質があるだろ」

弟「兄さんだって勉強しないだけで、僕と同じくらい頭がいいじゃないか」

兄「それはない」 キリッ

弟「ある。 というか、僕が言いたいのはそういう事じゃなくて、兄さんの行動力のことだよ」

兄「行動力?」

弟「うん」

兄「・・・・・・あるか〜?」

弟「あるよ。 多分、城内の人皆が僕と一緒の考えだと思うけど」

兄「どうしてそんな事が分かるんだよ。 聞いて回ったのか?」

弟「聞かなくても耳に入ってくるんだよ。 兄さんのやんちゃっぷりはどこにいても耳に入るんだから」

兄「・・・・・・ふ、まぁな」 ドヤァ

弟「毎日のように城から抜け出そうとする。 書庫の本は落書き帳に早変わり。 摘み食いなんて当たり前で、勉強中に居眠りをしなかった日なんてないでしょ」

兄「最後のは関係ない気もする・・・・・・」

弟「そして、いつも僕の手を引いて、冒険に連れて行ってくれるじゃないか」

兄「お前を連れて行くのは城内限定だけどな。 万が一親父に見つかったら地獄を見る」

弟「もうお父上も諦めてるんじゃないかなぁ」

兄「それに、やっぱ冒険は一人じゃつまんないだろ」

弟「・・・・・・うん」

兄「部屋に閉じこもって勉強するのもいいけど、たまには体も動かさなきゃな」

弟「それなら、いつも剣の稽古で動かしてるじゃないか」

兄「いやいや、お前は数回棒を振っただけですぐにばてるだろ。 だから、基礎体力向上の為にだな・・・・・・」

弟「って、そういえば、そろそろ稽古の時間じゃない?」

兄「・・・・・・うへぇ」


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