過去ログ - お嬢様「人の苦しむ姿って、どうしてあんなに楽しいのかしら?」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/28(月) 01:27:54.54 ID:4PLZcYsao
メイド(私は、今、何と対峙しているんだろう)

メイド(私がお嬢様だと思い込んでいた者は一体……?)

お嬢様「よしよし、泣かないの。ね?」 ナデナデ

迷子「うぐううう゛う゛……っ! う゛う゛ぅっ!」

お嬢様「男の子でしょう? ね、このお姉ちゃんに仕返しするくらいじゃないとダメよ?」

迷子「う゛っ、う゛っ」

お嬢様「ほら。お姉ちゃんが手伝ってあげるから……ね?」

迷子「う゛……う゛ん……」 コクリッ

メイド「お嬢様、あなたは、何を……?」

お嬢様「個室に入りなさい」

メイド「い、いやです」

お嬢様「反省もしていないのね。こんなに頬を赤くして、痛かったでしょう?」 ナデナデ

迷子「い、いた、かった。すごく、いた、かった」

メイド「それはあなたが!」

お嬢様「二度目ね。少し優しくしてあげたら勘違いしてしまったのかしら?」

メイド「何の話を」

お嬢様「対等のつもりでお話するのはそこまでにしなさいと言っているの。わからないのかしら?」

メイド「う……」

お嬢様「そこの個室に入りなさい。次はないわ」

メイド(逆らえない。この気持ちは? 憧れ、それに恐怖。こういう気持ちを“畏怖”と呼ぶのでは?)

メイド(私は今、この目の前にいる何かが、どうしようもなく恐ろしく、どうしようもなく……)

メイド「……はい」


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