過去ログ - 妹「なぜ触ったし」
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146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/30(水) 14:36:01.14 ID:eyYF10Mro

「まぁ、先輩の方の気持ちがどうなのかっていう問題もあるけどな」

「どう、なんでしょうねえ。あの人からそういう話、聞いたことないです」

以下略



147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/30(水) 14:36:31.31 ID:eyYF10Mro

「またこんなふうに一緒に帰る機会があるなんて、思いませんでしたね」

 幼馴染が言った。俺は頷く。

以下略



148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/30(水) 14:37:05.19 ID:eyYF10Mro

 幼馴染が不意に立ち止まった。俺はどうしたのだろうと振り返る。
 彼女は一瞬目を丸くしてから、くすくすと笑い始めた。

「家、通り過ぎてますよ」
以下略



149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/30(水) 14:37:31.90 ID:eyYF10Mro

 来た道を戻りながら、俺は中学二年だった頃を思い出した。
 俺が陸上部に所属していたときの頃。別段熱心な部員だったわけでもなく、特別な成績を残したわけでもない部員だった頃。

 走ることや体を動かすことは昔から好きだったし、小学校時代は多少の自信もあった。
以下略



150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/30(水) 14:38:04.93 ID:eyYF10Mro

 その頃から周囲と上手に溶け込めている気がしなくなった。みんなの輪からはみ出している気分になった。
 幼馴染と距離が出来始めたのもその頃だろう。
 
 俺は陸上部をやめて帰宅部になった。
以下略



151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/30(水) 14:38:52.52 ID:eyYF10Mro

 気付くともう一度家を通り過ぎていた。俺はまた折り返して家に帰る。
 リビングでは妹がコタツに寝転がっていた。俺はなんだか憂鬱な気分で自室に戻る。

 ベッドに寝転がると身体がずきずきと痛んだ。部屋はひどく寒くて、俺は制服のまま毛布にくるまる。
以下略



152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/30(水) 14:39:46.93 ID:eyYF10Mro
つづく


153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/30(水) 15:45:21.27 ID:eHEKcNK8o
乙!


154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/05/30(水) 17:10:36.34 ID:AMnAkZ0to
乙!


155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/30(水) 18:35:16.08 ID:7SHzMhCIO

更新が多いのは嬉しい


156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/30(水) 18:41:40.50 ID:/QUm7sJIO
おっつん


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