184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/01(金) 20:09:28.03 ID:ymXqud5po
放課後俺はまっさきに幼馴染の教室へ向かおうとした。幼馴染に会うためではなく、「みー」と話してみるためだ。
俺は彼女の目的を確認し、その目標に自分がどこまで踏み込むべきなのかを確認し直そうと思った。
もちろん、あなたには何も頼んでいない、全部お節介だと言われる可能性もあったが、それならそうでまったく構わなかった。
185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/01(金) 20:09:54.79 ID:ymXqud5po
「誰に?」と嫌な予感を噛み殺しながら訊ねた。
「先輩に」
186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/01(金) 20:10:26.15 ID:ymXqud5po
俺は胃のあたりがむかむかするのを感じた。
開き直ることにする。そういえば俺には何の負い目もないような気がした。
でもたしかに罪悪感がある。これはいったい何を理由にしているのだろう?
187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/01(金) 20:10:52.34 ID:ymXqud5po
だから、俺はタカヤに対しての罪悪感がぬぐえないのだ。
そうまで行動を起こしてしまった以上、「みー」に対して徒労感を味わわせたくないのだ。
けれど実際、タカヤは先輩と出会ってしまい、彼女に告白しようと思う。お前どれだけ惚れっぽいんだ。
188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/01(金) 20:11:36.03 ID:ymXqud5po
幼馴染だって、こんな事態に発展すると思って嘘をついたわけではないのだ。
話を分かりやすく終わらせようとしただけに過ぎない。
結果的に話がややこしくなってしまった感はぬぐえないが。
189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/01(金) 20:12:02.22 ID:ymXqud5po
「みー」のことを考えなければ、タカヤが先輩に告白しようとするのはいい傾向と言えなくもない。
もちろん、「みー」のことがなかったとしても俺は彼の行動を止めようとしただろう。
どう考えても勝ち目が薄いからだ。
190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/01(金) 20:12:50.19 ID:ymXqud5po
教室を出ると胃のあたりがきりきりと痛み始めた。
廊下を歩いて幼馴染の教室を目指す。何も今日告白することはないじゃないか。
俺たちはまだ始まってもいないんだぜ。でもどうしようもなかった。愛はノンストップだった。好きならしょうがない。
191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/01(金) 20:13:28.88 ID:ymXqud5po
幼馴染の教室のドアをノックする。適当に声を掛けて戸を引いた。
教室に入ると幼馴染と「みー」の姿はすぐに見つけられた。俺は少し緊張しながら彼女らに歩み寄る。
192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/01(金) 20:14:12.10 ID:ymXqud5po
つづく
193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/01(金) 20:19:34.89 ID:DUIJcdBJo
引っ張られる文体だ
おっぱい
194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/02(土) 00:55:23.39 ID:Z82NHMvIO
おっつん
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