過去ログ - 妹「なぜ触ったし」
1- 20
221:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/03(日) 15:06:17.27 ID:ZDXFf4JAo

 話を続けようか迷ったが、幼馴染が呆れたように溜め息をついたので、俺はそこで口を閉ざした。

「コーヒー飲む?」

「いりません」

 彼女はつんと澄ました顔で窓の外を眺めている。
 別に変なことを言おうとしたわけでもないのに、勝手に勘違いするなんてなんて奴だ。

 やがて妹が制服姿でリビングにあらわれ、幼馴染の顔を見て小さく頭を下げる。

 コーヒーを飲みながら、俺はタカヤと「みー」のことを考えた。
 俺は友達が欲しかった。そのために二人の事情を利用して、交友の幅を広げようとした。
 ついでに幼馴染との交流を取り戻したかった。

 そういった努力が欠けていた自覚はあったからだ。 
 けれど俺は結局、受け身で流されるままで、なにひとつ成し遂げることができなかった。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/524.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice