225:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/03(日) 15:08:16.57 ID:ZDXFf4JAo
「いいよ。あんまり気にしてないから」
彼はたしかに言葉の通り、少しは気にしていそうな顔をしていた。
殴られなかった俺の左頬が微妙に居心地悪そうにしている。気のせいだけれど。
彼はそう言ったきり、何も言わなかった。
話をどう続けていいのか分かっていないのかもしれない。
「先輩に、告白するのか?」
と俺は訊ねた。タカヤは首を振った。
「いや、なんか……まだ、いいよ。なんだか気持ちが落ち着いてきた」
それは悪い兆候ではないだろうか。
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