278:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/05(火) 23:10:13.10 ID:nl7l4wI7o
規制に遭ってウロウロしてたら良スレハケーン
何この名作怖い
279:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/06(水) 13:50:09.41 ID:Jic4PqMQo
翌日の土曜日、目を覚ますと午前十時を過ぎていた。
特にやることが思い浮かばずに、ぼーっと過ごしていると、携帯が震えて、幼馴染から謎のメールが来る。
しばらく連絡をとっていなかったのだが、アドレスは変えていなかったらしい。
280:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/06(水) 13:50:35.75 ID:Jic4PqMQo
メールの続きを読む。
『ところで、今日どこか行きませんか? 暇です』
281:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/06(水) 13:51:13.27 ID:Jic4PqMQo
『どこかってどこ』
『任せます』
282:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/06(水) 13:52:01.00 ID:Jic4PqMQo
『女の子を寒空の下に放り出そうだなんて! ヾ(*`Д´*)ノ"』
だから、なんだっていうんだ、この顔文字は。ていうか「女の子」って柄でもないだろう。
『歩くのめんどくさい』という本音が透けて見えるようだ。それなら、なぜどっか行こうなんて言い出すんだ。
283:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/06(水) 13:52:40.80 ID:Jic4PqMQo
「なんで予測機能をオフにしてるんですか?」
彼女はまっさきに、『めーる』という文字がなぜひらがなだったのかを訊いてきた。
変なことを気にする奴だ。予測オフにしてるからだよ、と答えると、さっきの質問を投げてくる。
284:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/06(水) 13:53:13.92 ID:Jic4PqMQo
「ていうか」
と彼女は俺を見下ろす。
285:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/06(水) 13:53:43.98 ID:Jic4PqMQo
「眠い」
あくびがとまらない。寝不足というわけでもないのだが、土曜日は起きれないなぜなんだろう。
286:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/06(水) 13:54:11.51 ID:Jic4PqMQo
「どっか行きましょうよ」
幼馴染はベッドに腰掛けて俺の身体を揺すった。
287:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/06(水) 13:54:41.17 ID:Jic4PqMQo
「分かった」
と俺は言う。彼女は少し意外そうな顔をしていた。
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