291:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/06(水) 13:57:01.69 ID:Jic4PqMQo
俺は彼女の後ろの男の人に目を向けた。見覚えのある茶髪。
ああ、そうだ。新聞部の部室で見たのだ。俺を睨んでいた男。
なんでか嫌われているらしい。と思って気付く。
コンビニと、この顔で思い出す。このあいだ先輩と一緒にいた人ではないか。
俺は戦々恐々となった。
「……彼氏さんですか?」
幼馴染が声を掛ける。まさかね、という調子だった。
答える先輩の声も、まさか、という響きを持ってる。
「いや。弟。そっちは彼氏彼女で買い物?」
そういえば彼女の誤解はといていなかった気がする。
「しいていうなら、パパと娘で買い物してます」
「……なにそれ」
先輩の視線が鋭い。幼馴染の冗談は分かりづらかった。
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