31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 00:52:57.87 ID:r4TzUWFEo
妹が口をきいてくれなくなってから、俺は必死になって妹にちょっかいをかけた。
「学校はどう?」と夕食のときに訊ねてみたり、勉強をしている妹に緑茶を差し入れてみたり。
妹は「んー」と頷いているのか唸っているのかもわからない声を微かに返してくれた。そのことに俺は少し安堵した。
完全に無視しているというよりは、可能なかぎり避けるつもりなのだろう。
その方が現実的でいやなのだが。
どれだけ頑張ってみても状況は一向に改善されず、俺は疲弊し始めていた。自業自得だから、なおさら救いがない。
このままじゃまずい、と思い、誰かに相談することにした。相手はモスしか浮かばなかった。
最近妹に口をきいてもらえないんだよね、と相談すると、モスは苦笑して続きを促した。
「お前んとこ、兄妹仲良いのにな。何が原因?」
まだ早朝と呼んでもいいような時間、俺とモスは教室で話をしていた。
俺たちはいつも朝早くに教室にやってくる。人がいる時間の教室より、人がいない時間の教室の方が好きだからだ。
1002Res/524.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。