34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 00:54:43.79 ID:r4TzUWFEo
モスは呆れきったように溜め息をつく。彼は几帳面で生真面目な性格をしている。
勉強はできるし人当たりもいい。友達だって多い。何かとクラスメイトに頼りにされる。
そんな彼と、クラスでも浮いている自堕落な俺が友人同士というのは、少し奇妙なことだ。
俺が勝手に友人だと思っているだけなのかも……という可能性は、怖いので考えないことにしている。
「まず謝れよ。真面目に。茶化さずに。ただでさえデリケートな時期なんだから」
「デリケートな時期って言い方、なんかエロいよね」
「真面目に聞け」
「……ご、ごめんなさい」
彼には妙な迫力があった。
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