350:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/09(土) 11:53:54.94 ID:sAYgZV8xo
頭がぼんやりして、耳鳴りがする。俺はなんだか苦しい。
茶髪、あの野郎、いったい何のつもりなのだ。俺が何をしたっていうのだ。
なんだって見ず知らずの人間に真正面から嫌いだと言われたりしなきゃならないんだろう。
「ていうか、わたしが兄さんと話さなくなったのは、まちがいなく兄さんが原因でしょう」
「……身に覚えがない」
「そーですか」
「ごめんなさい」
素直に受け入れられると正直に答えたくなる。
「どっち?」
「俺が悪かった」
「ですよね」
彼女は溜め息をつく。
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