355:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/09(土) 11:57:27.89 ID:sAYgZV8xo
「分かったよ。もう訊かない」
俺が言うと、妹は少しだけほっとしたような表情になる。
こっちが悪いことでもしたような気分になる。いや、したのだけれど。
「だいたいさ、真意を聞きたいのはこっちの方だよ」
彼女は横目でこちらを睨んだ。
「なんだったの、結局あれは」
出来心、とか、魔が差した、とか言ってしまいたい。
だが、それだと、普段からそういう願望を持っているように聞こえてしまいそうだ。
だから、
「さあ?」
としか答えられない。
悲しい。頭がぼんやりする。
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