36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 00:56:32.49 ID:r4TzUWFEo
「俺は別にお前が憎くてこんなことを言ってるんじゃないぞ。お前が損してるって言ってるんだよ。根はいい奴なのに」
良い奴ではないよ、と俺は思った。人に迷惑はかけるし、開き直るし。
でも、彼がそう思ってくれているなら、あえて否定することもないだろう。そこまで卑屈にはなりたくない。
……いや、やっぱりちょっと否定するべきかもしれない。俺はたしかに身勝手に行動しすぎてる。最近は特に。
なんだかむしゃくしゃしているのかもしれない。俺はふと窓の外を眺めた。空は真っ白だった。
校門の近くに人影が見える。もう登校する生徒の数が増え始める時間なのだ。
冷たい校舎に、少しずつ人の気配が増え始めている。
「くだらないことで、他人に軽蔑されていく必要はないだろ、って言ってるんだよ。俺は」
俺はその助言にもう少し耳を傾けていたかったのだが、廊下の方から足音が聞こえてくる。
モスは周囲を気にせずに言いたいことを言ってしまうが、俺は他の人間にこんな話を聞かれたくない。
慌てて話題を変えることにした。
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