361:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/09(土) 12:03:08.47 ID:sAYgZV8xo
「おやすみ、兄さん」
灯りを消し扉を閉めるとき、彼女は最後にそう言った。
おやすみ。俺は頭の中で答える。そして何度も彼女の声を反芻した。
おやすみ。「おやすみ、兄さん」
俺の中の異常な部分。病的な執着。でも今はそんなことはどうでもいい。
いや、どうでもよくはないのだが、そんなことを考えたって仕方ない。
俺は寝る。沈む。スイッチをオフにする。さようなら現実。すべては夢の中にあるのです。
ひどく、寝苦しい。
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