376:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/10(日) 15:40:14.45 ID:+kD5xfkMo
「朝からなんて話をしてるんですか、きみたち」
後ろから声がして、振り向くと幼馴染がいた。
こういう意味不明な登場の仕方をする奴が多いから、物事が厄介になっていくのだ。
「いや、タカヤが先輩に……」
と、そこまで俺が口にしかけたところで、タカヤが俺の手のひらで覆った。
「いや、なんでもない。おっぱいの話」
爽やかな笑顔で彼は取り繕う。幼馴染は怪訝な顔をしていたが、そこまで興味が湧く話ではなかったらしい。
最近のことで懲りて、なんでもかんでも問答無用で首を突っ込むのをやめたのかもしれない。
それにしても、幼馴染相手に話をごまかせるようになるなんて、彼も成長したものだ。なぜ隠そうとしたのかは知らないが。
俺は呼吸できない現状をどう打開すべきかと考えながら感心した。
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