389:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/10(日) 15:47:23.88 ID:+kD5xfkMo
それまでの時間で新しい質問を考えられたらよかったのだが、そんな余裕はなかった。
それでも「みー」に対してふたつめの質問をする流れというのは、なぜだか出来上がってしまっていた。
俺は自分を呪う。だがどうにでも持ち直せる。この流れなら。
「みーちゃんは、好きな男子とかいるの?」
先輩が言った。空気が凍りついた。少なくとも俺と幼馴染はそう感じた。けれどモスとタカヤはそう感じていない。
なんだ、この状況は何だ。俺は何処で間違った。
「みー」は視線をゆらゆらと動かす。先輩の方を見て、幼馴染の方を見て、タカヤの方を見て、俺の方を見た。
最後にまた、先輩に戻って、机の上の弁当箱に戻る。よりにもよってなんで先輩なんだ。モスならばまだマシだった。
「先輩、じゃんけんしよう」
と俺は言った。
「……え、なんで?」
1002Res/524.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。