490:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/15(金) 17:20:58.55 ID:5bdoEDiwo
それでも茶髪は「アキにしたことをもっと考えるべきだ」と言う。どうして?
俺がアキにしたことは、あくまでも俺がアキにしたことだ。それをどうして今になって掘り返さなきゃいけないんだ。
ぐるぐるとまわり続ける方位磁針。
俺は放課後の教室にひとりで残った。モスとタカヤは先に帰ってしまった。
そういえばもう、今週末には終業式なのだ。俺は不意に思う。
重苦しい気分で溜め息をつく。
俺は立ち上がって、教室を出た。新聞部の部室に向かう。
茶髪も先輩もそこにいた。最初に俺に気付いたのは先輩の方で、彼女は気まずそうにこちらを見た。
俺は頭を下げて、茶髪のいる方へと向かった。
「話があるんだけど、いい?」
彼は怪訝そうに目を細めた。
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