635:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/22(金) 18:16:14.59 ID:wS5cp47fo
そんな夢ばかりみていたので、近頃の朝は寝覚めが悪かった。のだが、今日のそれはもっとひどかった。
ほとんど悪夢だ。
「判決を言い渡す」
裁判長が木槌を叩く。俺はその様を見上げている。裁判長は俺の顔をしている。
天井は高く声は響く。巨大な建物。法廷だ。俺は被告人だった。
「有罪」
「待ってくれ、納得がいかない」
俺は必死に言いつのる。第一、何の罪で俺はこんな場所に立っているんだ。
「分からんと言うか。分からんというのか。自分が何の罪でここに立っているのか」
「まったく分からない。説明がほしい」
裁判長は溜め息をつく。俺がいつもそうするように。
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