660:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/23(土) 17:47:26.34 ID:3VZorDbio
「デートに誘われた?」
と、タカヤから聞かされたのは昼休みのことで、俺たち三人は教室で食事をとっていたところだった。
重々しく頷くタカヤは、どこからどう説明したらいいかと考え込んでいるようにも見えた。
「それって、あの子だよな。ちょくちょく一緒に昼飯食った」
「「みー」だ」
俺が言うと、タカヤは驚いたように目を見開いた。
「お前はそう呼んでるのか」
「いや、俺じゃなくて」
少し軽率だったかもしれない、と考えて、幼馴染が呼んでいるのがうつっただけだと訂正する。
でも、あの「みー」が?
「え、それはどういうやりとりの末に?」
モスが混乱しきった表情で訊ねる。俺にしてもそうだが、こういう話はまったくの未知なので反応に困る。
1002Res/524.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。