697:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)[sage]
2012/06/25(月) 23:51:12.03 ID:NuxlHQGyo
乙
698:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/26(火) 00:05:20.53 ID:N+yEqA3xo
女の子と付き合ったことがあるにしては鈍感だな
699:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/26(火) 08:00:47.67 ID:XrzRd4cIO
幼馴染みかわいい
700:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/26(火) 12:33:24.62 ID:WtNDZQ1po
タカヤとみーが映画館を出るのを確認してから、念のため時間を置いて四人で外に出る。
「さて、どこに行きましょうか」
701:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/26(火) 12:33:50.94 ID:WtNDZQ1po
ちょうどいい時間だったし、昼食を取ることにして、どこか適当な店に入ることにした。
タカヤとみーの行動圏を気にしつつ、あまり遠くなく、財布に優しい場所。
すべてにおいて適当な場所はなかったが、少し移動して近場のファミレスに向かうことにした。
702:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/26(火) 12:34:18.80 ID:WtNDZQ1po
――去年の今頃。
不意に、視界の端に見知った顔を見つけた気がした。俺以外の人間は誰も気付かない。
すれ違った相手。立ち止まって後ろを振り向く。モスは足早に歩いていく。
703:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/26(火) 12:34:50.96 ID:WtNDZQ1po
混乱する。
いったいなぜ、彼女が俺たちを見て微笑んだりするんだ?
その笑顔はひどく暗示的だった。
704:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/26(火) 12:35:16.85 ID:WtNDZQ1po
幼馴染の態度は、アキとすれ違って以来奇妙なものになった。
どうにも挙動不審で、ときどき機嫌をうかがうような目で俺の方を見る。
その態度はいつになくおどおどとして自信なさそうだった。俺は彼女のこんな姿を見たことがない。
705:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/26(火) 12:35:42.88 ID:WtNDZQ1po
「ごめんなさい」
と幼馴染は口を開いた。
706:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/26(火) 12:36:14.64 ID:WtNDZQ1po
途中までは四人一緒の帰り道だった。最初にモスと別れ、次に俺の家について、妹を先に帰す。
最後に幼馴染を家まで送る。道順的に、彼女の家が一番遠かった。
「……ごめんなさい」
707:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/26(火) 12:36:40.83 ID:WtNDZQ1po
立ち去ろうとすると、後ろから引っ張られる。
上着の裾を幼馴染が掴んでいた。
何のつもりかたしかめようとして振り向くが、彼女は俯いていて、表情が良く見えない。
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