763:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/30(土) 22:09:10.73 ID:yIyBOkhco
「だめ?」とアキは言った。
「だめ」と俺は答える。
一瞬の沈黙が生まれ、空気が張りつめた気がした。
俺はひどく怯えている。
「うん、分かった」
アキは笑う。
俺は、自分が今、たしかにあの冬の地続きに存在しているのだと、ふと思った。
俺は適当な理由をつけて通話を終わらせた。
彼女との電話が終わると、俺は疲れ切っている。
ともあれ、今日はやりすごした。
明日も連絡を寄越すようなことはないだろうと、思いたいのだが。
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