781:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:16:23.81 ID:3WNZ2/ouo
「告白ですか」
「今日暇?」
782:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:16:52.23 ID:3WNZ2/ouo
「で、なんでしたっけ?」
「今日暇?」
783:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:17:35.85 ID:3WNZ2/ouo
「えっと、それじゃあ」
「会える?」
784:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:18:20.40 ID:3WNZ2/ouo
本当ならどちらかの家で話をするのが簡単なのだが、こっちには妹がいて、あっちには家族がいる。
不意にこのあいだ入った喫茶店のことを思い出して、まぁあそこなら静かだし、話をするのにちょうどいいだろうと思った。
だが、彼女があの店の位置を知っているかどうか分からなかった。
785:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:18:49.41 ID:3WNZ2/ouo
昼前に準備を始めてリビングに降りると、珍しく妹が起き出していた。
休みの日は昼過ぎまで眠っていることが多いのに、なぜだろう。
彼女は俺の様子を見て、驚いたような顔をした。
786:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:19:18.27 ID:3WNZ2/ouo
「そっか」
と彼女は、承服しがたい何かを受け入れようとするような顔で頷いた。
787:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:19:48.04 ID:3WNZ2/ouo
家の前まで迎えに行くと、彼女は落ち着かない様子で玄関に立っていた。
俺はその様子に、なんだか戸惑う。
昨日までとは様子がまったく違った。
788:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:20:15.27 ID:3WNZ2/ouo
街の方に移動している最中、幼馴染は周囲の目を気にするように視線をあちこちに泳がせていた。
表情は緊張している。本当に昨日までとはまったく違う態度だ。
街中は静かだった。人が少ないと言う意味じゃない。たくさんの人が歩いている。
789:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:20:51.27 ID:3WNZ2/ouo
喫茶店に入る。普段から寂れているが、今日はとくに人気がない。
天気のせいもあって中は薄暗く、俺はなんとなく気分がよかった。静かで薄暗い空間は、妙に落ち着く。
窓辺の席に腰を下ろして、幼馴染と向き合う。
790:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:21:17.88 ID:3WNZ2/ouo
「それで」
ようやく視線をこちらに向けたかと思うと、真面目な表情をつくって幼馴染は言った。
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