815:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/03(火) 15:51:27.99 ID:B/yKFTgZo
俺が何かを言う隙もなく、アキはこちらを見て目を細めて笑った。
「へえ」
獲物を見つけた蛇のような顔。
“まだいたんだ”、と彼女が言ったように見えた。
俺に対してじゃない。
彼女は幼馴染に向かって笑いかけたのだ。
様子を見遣ると、彼女は一瞬で青ざめたように見えた。
あるいは冬の寒さがそうさせたのか。
俺はなんだか、不安になる。
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