828:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/03(火) 15:59:10.89 ID:B/yKFTgZo
溜め息をついた。肩をすくめた。頭を振った。もうどうしようもねえな、と言いたい気分だった。
「悪いけど、追いかけなきゃならない」
「追いかけない方がいいよ。責任をとれないなら」
だから、その言い方じゃあ、まるで――
――ふと、思い出す。
俺は今まで、そのことについて“そんなはずがない”とずっと否定し続けてきた。
あいつと再び話すようになって、何度もそういう考えがよぎりかけた。
でも、その考えを否定してきた。なぜだったか。
アキの唇が、三日月のように裂ける。
「まさか、まだ信じてたとか?」
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