831:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/03(火) 16:01:16.56 ID:B/yKFTgZo
「あの子、意外と人を疑うってことを知らないよね」
ある種の問題は対話によっては決して解決できない。そしてそういった問題ほど、暴力によって解決できる場合が多い。
そして更に多くの場合、それはどうやったところで、暴力以外の手段では解決できない。
だからときどき、暴力が絶対に必要なタイミングというものがある。俺は拳に力を込めた。
「だから、あの子、さっき逃げ出したんじゃないの? まだ付きまとってるのか、って言われてる気になったんだろうね」
アキは楽しそうに笑う。俺は自分の感情を必死に落ち着かせた。
それでも、暴力をふるうわけにはいかない。
「うっとうしがられているのに、まだ隣に居座ってるんだね、って言われた気になったんじゃない?」
なにもかも、地続きになっているのだ。
1002Res/524.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。