845:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/05(木) 17:01:37.12 ID:5zJPOgVlo
俺はアキに背を向けて駆け出した。彼女は何も言わなかった。
頭が混乱して、うまく回らない。
おいおい、と俺は思った。俺はまた、アキの言葉を信じるのか?
本当は適当なことを言っているだけで、そんなことは言っていないのかもしれない。
そういう奴なのだ。そういうふうにどうでもいいような嘘で誰かを傷つける奴なのだ。
でも俺は走った。けれど、走り出してしまって本当によかったのか?
アキは言っていた。
――だってさ、あなた、あの子のこと好きじゃないでしょ?
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