936:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/10(火) 15:35:33.84 ID:frJK78Ono
俺はしゃがみこんで犬の頭を撫でた。いったいどうしてこんなところにいるのか知らないが、寒くはないのか。
犬は俺の頬をぺろりと舐めた。ざらついた舌の感触。
「なんだ、こいつは」
「また占ってもらう?」
「何を?」
「なんか」
なんだそれは。
どうでもいいや、未来とか。
俺は立ち上がって、服の肩で頬をぬぐった。
犬は俺の足に頭をこすりつけてくる。
「なつかれてるね」
「なんでだろう」
動物に好かれるタイプではないのだが。
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