121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/28(月) 19:54:08.42 ID:AeEn6ifDO
その瞬間、勝負は決した。
剣道部員「ぐはぁっ!」
ドサリと、ヒザから崩れ落ちる剣道部員。
その背後には、いつの間に移動したのか竜青年の姿があった。
吸血女子『こ、これはどういうことだーッ!? 一瞬にして勝負が決まっている!』
会長『むう、あれは……』
吸血女子『知っているのですか会長!?』
会長『高速で敵のふところに踏み込み、最大限の一撃を以て斬り抜ける。
単純明快だが、竜の身体能力を遺憾なく発揮して放たれるこの一撃は回避も防御も困難だね。
確か、実戦を想定した剣の流派の一つにこんな技があった気が……』
吸血女子『実戦の剣! マジで殺りに来てます! 本気で勇者を亡き者にして、魔王をメイドにする気ですこの変質者!』
会長『そうだ、ところで勇者君は……』
剣道部員「メーン!」
勇者「いてっ」
吸血女子『負けてるーッ!? 竜青年が汚名返上名誉挽回している最中、勇者はモブキャラに返り討ちーッ!』
魔王『……』
吸血女子『おや、どうしました魔王さん? 顔色があまりよろしくないですが』
魔王『な、なんでも……ない……』
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